私のアルコール依存症経過と治癒Vol.5~抗酒剤~


抗酒剤を処方されたのは
それまで、うつ病では入院したことは
あったけれど、その入院先で飲酒して
強制退院になり
アルコール専門病院を紹介されてから
でした。
その病院も、すぐに強制退院になって
しまうのですが・・・^^;

抗酒剤の種類
無味無臭、透明液体で即効性があり
効果が24時間くらい続くシアナマイド

粉末で即効性はなく1週間くらい
飲み続けると効いてきて飲んでから
1週間くらい効果が継続するノックビン
などがあります。
ノックビンは人によって
アレルギーで発疹がでる人も
いるそう。

私が処方されていたのは
シアナマイドのほう。

一応、そのアルコール専門病院には
お酒を止める気満々で入院して
勉強会なども、ノートを持って率先して
参加していたのに、なぜか3日もしないうちに
飲みに出かけるようになってしまう
キチガイ行動・・・・(T∇T)

入院中は看護師さんの前で
飲まれされるのだけど
私は、飲んだふりをしたシアナマイドを
飲み込まずに、その後急いで水を持って
トイレへ行き、口の中と胃から
吐き出していました。

それでも、粘膜から少しは吸収されて
しまうので、飲酒すると具合悪くなり
上手く酔えません。
肌も赤くなりました。
それでも、飲みたいんです。

すぐに、散歩と称して外へ飲みに行っていた
ことや院内にお酒を持ち込んだことが
バレてしまい強制退院に。

その時は、アルコール専門病院って
私のようなアルコールでどうしようもない人を
なんとかしてくれる病院じゃなかったの?!
とキチガイ的な憤慨をしたのですが
そんな人を病院に置いておいたら
懸命に止めようとしている周りの人にも
悪影響だし当然ですよね。

いくつかの病院を強制退院になっているため
受け入れてくれる病院がなくなり
なぜか、入院するとハチャメチャな行動をして
しまうため
入院をしないことを条件に受け入れてくれた
依存症専門の病院に移りました。
そこで自主的にシアナマイドを処方してもらいました。

抗酒剤は、けっこう危険なんですよね。
例えば、家族が当事者にお酒をやめさせる
ために無味無臭のシアナマイドを
お茶や味噌汁など本人の飲み物に混ぜて
本人が抗酒剤を飲んでいることに気付かずに
いつもの調子で飲酒するとその反応に
体が耐え切れず死に至る危険も。

機会がある度に、お酒を止める決心をするので
真面目に朝シアナマイドを飲むのですが
お酒を飲みたい衝動にかられて
抗酒剤の効果が続いているときに
恐る恐る飲んでしまいました。

一口飲んで、全然平気じゃん。と思い
ウオッカを一気にストレートで
コップ一杯ほど飲んで数分したら
肌が真っ赤になり
頭がガンガンして、心臓がバクバク!(>_<)
目の前が真っ暗になって倒れこみ
頭の脈も大きく波打ってる感じ。
あの辛さは、日常生活の中の
他の何かに例えることが
できないな~~~。

24時間くらいして治まってきて
とりあえず安静に・・・・。
というより、あの辛さで心身ともに力を
使い果たしてしまい動けない状態に。
「あー、びっくりした。死ぬかと思った。」という感じでした。
死にたいといつも思っているのに
本当は死にたくなかったのですね^^;

それでも、まだ飲酒欲求は治まることなく
なんとかして「最善の飲み方はないか?
ということを考え始めました(^_^;)

シアナマイドを止めれば済むことなのですが
一応、自分的には、治療したい気持ちと
飲みたい気持ちの板挟み状態。
本心は、できることなら止めたい!

その時期の途中、アルコールと拒食のせいで
重度の貧血になり、普通の病院に強制入院に
なったことがあったのですが
本当は貧血過ぎて歩けない状態らしいのです。
それなのに、なぜか歩いて、指示に従わなかったため
個室で拘束され、足元にはベッドから足を下ろすと
ナースステーションのブザーが鳴るマットを敷かれ
そんな状態でも拘束解いてマットの電源切って
抗酒剤飲んでいるのにも関わらず衝動的に
コンビニへお酒を買いに行き飲んでしまい
そしらぬ顔で病院に戻ったのですが
看護師さんたちに心配はかけたものの
飲酒はバレていませんでした。

ところがその昼に出た病院食のタラの粕漬けを
食べた後に、思いっきり抗酒剤の反応が出てしまい
目の前が真っ白と真っ暗になりチカチカして
世界がグルグル回る感じで
ベッドに思いっきり嘔吐してしまいました。
粕漬けのせいで反応が出たということになり
それ以降は、納豆についているタレ類や
微量でもみりんなどが入っているものは
出されなくなりました。
親身になってくれる看護師さんたちに
申し訳ない気持ちと後ろめたさ
いっぱいでした。

あらゆる場面で飲む度に自責が募りました。

そうそう、抗酒剤は人によっては
お蕎麦の汁など、みりんが入っているもの
お菓子やケーキなどに入っている微量の洋酒などでも
反応出てしまうので要注意です。

私の場合は、お菓子やケーキ
外食でのみりんが入っている食事では
ギリギリ大丈夫でした。

お酒を飲むときは、摂食障害もあるので
拒食ということもあるのですが
何よりも、アルコールを余すところ無く
体に吸収させてい思いでいっぱいなので
全く食べずにお酒オンリー。
体力もないので、お酒を買いに出かけるのも
一苦労なのです。
だから、抗酒剤飲んで、お酒を飲めば
お酒の量は減らせるんじゃないか?など
いろいろアホなことを考えた末
シアナマイドを飲みつつお酒も飲む。という選択に。トホホ・・・。

お酒を少しずつ飲むと
多少頭痛はするものの、なんとか
ウォッカをコップ1杯程度は飲めました。
でも、その頃には頭痛と具合悪い中
眠る感じ。
そんな辛い状態なら、お酒を飲まずに
ただ眠っていたほうが100倍も楽だと
頭では分かっていても
アルコール依存症なのでそうもいかない。
本当に、恐ろしい病です。
薬物も物が違うだけで同じですが。

それから、その辛らさに耐えられず
抗酒剤を飲まずに、お酒を飲み始め
思いっきり連続飲酒にハマり
目が覚める度に、血を流す怪我をしていて
病院へ行ったほうがいいのか?
死んだほうがいいのか?悩む毎日。

そうこうしているうちに
体がお酒を受け付けなくなり
3日間、激しい嘔吐に苦しんだ後
今回は、ようやくお酒が止まったので
ありました。

それからは、抗酒剤を使わずに
お酒を止める決心をしました。

抗酒剤は飲まないけれど
お守りで冷蔵庫に保管してある。
という人も多いようです。
私も、いつでも抗酒剤を飲めるように
冷蔵庫へ置いてあった時期が
ありました。

私にとっては抗酒剤はあまり意味が
なかったのかも知れません。
タイミングが悪かったのかも。
ただ、抗酒剤は上手く使わないと
危険
だということは分かりました。

自分のことを振り返ってみても
完全に止められるまでの過程の中で
どうがんばっても止められない時期って
あると思いました。

自分自身が分からない。(;_;)
自分の奇怪な行動の数々が止められない
まるで、追いつめられた生き物が
自爆するような感覚
でした。

何に追いつめられているって
自分自身に追いつめられているのですが・・・・


つづく

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